はじめに
ブログを運営していて、何か外部のサービスを紹介したい場合にそのサイトのリンク先URLを掲載するケースって結構ありますよね。
そんなとき、
なんていうよく聞くアドバイスに流されるまま、愚直に外部へのリンクにはnofollowをつけようって感じで運用している方もいるのではと思います。
でも、ちょっと待って!
このrel=”nofollow”。ほんとに必要なんですかね?
そもそもrel=”nofollow”とは?
ところで、rel=”nofollow”ってなによって人のために、そもそもなんぞやってとこも説明しますね。
rel=”nofollow”とは、
です。
<a href="https://example.com/" rel="nofollow">サイト名テキスト</a>
といった形で使います。
SEOがものすごくテクニカルだった時代には、とにかく自社にSEOパワー(昔でいうPageRank)を溜め込んでよそには渡さないってやり方が普通に行われてたわけですね。
でも、考えてみてください。
外部からのリンクはもらえるだけもらっておいて、自分からは渡さないってこれ、どうですかね?
ヤクザじゃないですか!!!
性格悪いですよね笑
それともう一つ。なによりもこのrel=”nofollow”自体、今のSEO的に意味あるの?って話です。
rel=”nofollow”はSEO的にむしろマイナス
そもそも、外部からのリンクに関しては 現在のSEOの評価アルゴリズムにおいても重要だとGoogle先生もおっしゃってます。
ところで、今のSEOで一番大切なのはユーザーにとって質の高いコンテンツを作ることですよね。
普通に考えて、良い記事をユーザーに届けようと思うからこそ、情報の根拠となる外部サイトへのリンクを設置するわけです。
まさにユーザビリティを高めるためですよね?
なのにあえて、ユーザビリティを高めてることをGoogleに伝えないんですか??
って思いません?
Googleはなんでrel=”nofollow”が必要だったの?
そもそもGoogleは昔からrel=”nofollow”をつけることを推奨してきた経緯が実はあります。
でもそれは、当たり前ですがSEOパワーうんぬんの話ではないですね。
端的にいうと、以下の3パターンに当てはまる時は、rel=”nofollow”にしなよって言ってます。
・有料リンクや広告
・クローリングの優先順位を下げたい
順々に説明しますね。
信頼できないコンテンツ
わかりやすい例を挙げるならアダルトサイトや怪しいスパムサイトですね。
こういったサイトをフォローしちゃうと、こっちの身元がバレちゃって狙われるじゃないですか。
そういう場合はrel=”nofollow”にしなってことです。
これはわかりやすいですよね。絶対ターゲットにされるし。
有料リンクや広告
昔ながらのSEO手法で外部リンクを買って順位を上げようとしてた時代のなごりですかね。
Googleからすると違反行為なわけですから撲滅したい。コメントにリンクをつけてもらえると金銭を渡すようなサイトにリンクを張るときはrel=”nofollow”にしなよってことです。
ちなみに、アフィリエイト広告のリンクも該当しますね。
あれもリンク先のサイトで物品などの販売があって、金銭の授受が発生するサイトですから同じ扱いです。
ただ、有名どころのASPを使えば、デフォルトでリンクはrel=”nofollow”になってるから問題なしです!
クローリングの優先順位を下げたい
たとえば、ある会員制サイトのログインページにリンクを張った場合などが該当しますね。
Googleのクローラーはログインできないからそのログイン画面の先には行けないわけです。
じゃあクローリングの優先順位は低いですよね。なら、rel=”nofollow”にしなよってことです。
まぁ、リンク張ったから問題なわけじゃないです。
ただ、Googleにはクロールバジェットって考え方があって、一回の検索でクローリングするページ数は決まってるってものです。
上限があるのに無駄なページをクローリングさせたらもったいないじゃないですか。
だったら優先順位考えようねってことです。
クローリングの効率性を高めようねってことですが、よほど大規模なサイトじゃない限りは気にしなくてもいいですけどね。
じゃあ、rel=”nofollow”はいるの?いらないの??
結論を言うと、上記の3パターンに当てはまらない限りは不要です。
話が戻っちゃいますけど、質の高いコンテンツを提供するためにユーザーにとって必要だからリンクを張ってるわけですからね。
だとしたら、rel=”nofollow”にする意味ないですよね。
また、SEO的に考えても、友好的なリンクを張っているわけですから、リンク先のサイトにも知らせたいですよね。
むしろ知ってほしいはず。リンク張られたサイト側だって、それに気づかなかったらお返しもできないですよ。知らせないなんてもったいないですね。
WEBは世界中のサイトやブログがリンクでつながることで発展してきた仕組みなのに、外部のサイトだからrel=”nofollow”をつけよう、なんてやってるとWEBの仕組みに真っ向から反対する動きになっちゃいますよね。
だから、もうrel=”nofollow”は気にしなくて大丈夫ですよ!
おわりに
rel=”nofollow”がSEO的に不要な理由でした。
もちろんすでにお話しした3パターンに該当するサイトへのリンクはrel=”nofollow”を設定したほうがいいのは変わりません。
でも、通常の記事制作でこのリンクにnofollowをつけるかつけないか~なんて悩む必要はないってことです。
今まで愚直に外部へのリンクにはrel=”nofollow”をつけてた方はちょっとだけ作業が減りましたね笑
SEO対策はユーザーにとって質の高いコンテンツを作ることが本質的に重要です。
だとすればこの作業必要ないよね~っていうもの結構あるもんなんですよ。
良いコンテンツを届けてユーザーに喜ばれるブログ、作りましょうね☆