株やFXなど様々な投資の中でも人気となっているマンション投資は株やFXのように目に見えて大きな収益を上げることはできないものの、長期的かつ安定的に収益を上げることが可能なことから人気となっています。今回はそんな投資用マンションを売却するタイミングや損しない為のポイントについてご紹介します。
投資用マンションとは
投資用マンションとは、所有者が自ら住まずに第三者に貸し出して家賃収入を得る目的で購入したマンションなどのことをいいます。資産運用の一種として注目されており、月々の家賃収入や将来的に物件を売却して売却益を得ることも可能です。需要が見込める立地や間取りの物件を選ぶことが重要で、物件の利回りや収益性などを考えて投資する必要があります。
1部屋に投資する「区分マンション投資」や1棟丸ごとを購入する「1棟マンション投資」があり、投資用マンションは通常の住宅ローンと異なり金利が高く、住宅ローン控除の対象外となるので注意も必要です。
投資用マンションを売却するタイミング
本題の投資用マンションを売却するタイミングですが、一般的には物件の保有期間が5年を超え築20年を超える前がいいとされていますが、その他にも金利が低いとき、大規模な修繕が始まる前、減価償却が終了する前、購入時より売却価格が上回っている時、価格相場が上昇しているときなど様々なタイミングがあります。
一つの大きなポイントとして押さえておきたいのは、投資用マンションの売却では譲渡所得がプラスになると税金が生じてきます。その譲渡所得税の税率が下がるタイミングが所有期間が5年を超えてからになるので一般的には売却するのであればそれまで待って売却した方がいいとされています。
損しない為のポイント①
損しない為のポイントとして、まずは「余裕のあるスケジュールを立てる」ことです。投資用のマンションを売却するのであれば相場を調べて適切な価格を確認したり、売却にかかる費用や税金、内覧される前の清掃などすべきことがたくさんあります。今が売り時だからといって焦って売ろうとするとどこかで失敗し、損してしまう可能性が高くなります。なので余裕をもった計画を立てて売却することが大切です。
損しない為のポイント②
次に依頼する不動産会社です。不動産会社といっても現代にはとても多くの不動産会社があります。中には投資用マンションの売買を得意としている不動産会社もありますのでそういった得意としている会社を複数依頼をかけて査定してもらい条件のいい不動産会社を選ぶようにしましょう。
もちろん、中には悪徳なやり取りで色々な情報を吹き込んでくるような会社もありますので、まずは色んな不動産会社とやり取りしてみて安心して任せられる会社を選ぶことが大切です。
投資用マンションでの失敗事例
一般的に投資用マンションで失敗した事例でよく聞くのが、誰にも売れない物件を買ってしまい、賃貸管理の負担で毎月のキャッシュフローが赤字になり、自分のお財布から毎月資金を捻出しなければならない。結果として余計にお金を借りるハメになったりなどはよく聞く話です。中には違法な行為に知らず知らずのうちに加担してしまい、借りたお金の一括返済を求められるケースも…。
リスクを十分に理解せず不動産投資の世界に飛び込んでしまうと絶対に失敗するので、投資するのであればそういったリスク面もしっかりと勉強した上で投資する必要があります。
まとめ
今回は投資用マンションを売却するタイミングや損しない為のポイントについてご紹介しました。投資先として注目され人気となっているマンション投資ですが、そういった不動産投資にはメリット・デメリットがあることをしっかりと理解することが大切です。投資用マンションを相談した時も相手は売ろうと色んな魅力的な話をしてくるでしょう。そういったセールストークを聞いた時に色んなリスク面などの疑問を返せるレベルの知識をしっかりと勉強しておくことが重要になります。決して安くない不動産投資、正しい知識を持ってやり取りしましょう。
