はじめに
これからブログ構築をしようと思っている人は、レンタルブログサービスじゃなくて、ワードプレスがおすすめってよく聞きますよね。
ワードプレスのすばらしさは別の記事にゆずるとして、ワードプレスでブログ構築するなら、どうしても必要なのがサーバですよね。
たくさんあるホスティングサービスもいいけれど、やっぱ時代はクラウドサーバ。
そして、クラウドサーバっていったらAWSでしょ!
AWSって他のサーバとどう違うの?
さて、AWSとはあのアマゾンが運営するクラウドサービスでAmazon Web Serviceの略称ですね。
Webサービスというからには、当然サーバだけじゃないんですよ。
でも、サーバのイメージが強いですからね。
まずは、AWSをはじめとするクラウドサーバとホスティングとの違いを知ると理解しやすいと思います。
そこで、表にしてみましたよ!
ちなみにホスティングとは、
ですね。
項目 | クラウド | ホスティング |
---|---|---|
料金体系 | 使った分だけの従量課金 | いつも同じ固定料金 |
拡張性 | 高い | 低い |
少なっ!比較少なっ!!
って2回言っちゃいましたが、でもこれだけでクラウドのすばらしさは伝わるはず。
なにせ、使った分しかお金がかからない従量課金制がクラウドサーバのいいところ。
たいしてアクセスがないブログ構築初期の段階から不必要にお金を払う必要がないわけです。すばらしい!
そして、ここからがもっと重要。
拡張性の高さですよね。
たとえば、アクセスが増えたからサーバのスペックを上げたいとか、他のサービスを組み合わせて使いたい、といったニーズに最大限応えられるのがクラウドサーバの最大の特長。
ホスティングだと、サーバのスペックアップはできたとしても、スペックの上限があるし、キャッシュシステムを導入したい!など、他のサービスと組み合わせて使えるかどうかは、各ホスティング会社のプランによる制約があるわけです。
その点、クラウドサーバならその心配はなし!
そして、クラウドサーバの中でも、いまやガリバー的存在のAWSなら、親切設計とわかりやすいUIで(異論はやめてね笑)、初心者でも慣れればある程度自由にカスタマイズできちゃうのがうれしいところです。
こりゃ、AWSにするっきゃないでしょ!!
と言いたいところですが、少し不安に思う人もいるかもしれないのが、サービスがたくさんありすぎてよくわからないところですよね。
わかりますよ!でもね。大丈夫です。
なぜかというと、すべてのサービスを使う必要はないからです。
とくにワードプレスでブログを構築したいっていう目的なら使うサービスは限定されます!
AWSのサービス、これだけ知れば大丈夫!
お話ししたとおり、AWSにはサービスがいろいろあります。
しかも、ものすご~くたくさんあるんですよ。その上、新しいサービスが日々増えてますから。
でも、ワードプレスでブログを構築したいという目的なら使うサービスは限られます。
以下の5サービスくらいでいいんじゃないですかね。
これ以外はそんなに使わないでしょう!きっと。いや、多分。
RDS(データベース)やLambda(コード実行)は使うでしょ、とか言わないでください。はじめてAWS使う人はこんなもんだと思うんですよね。
・S3
・ELB
・CloudFront
・Route53
といったところです。
それぞれ説明しますよ!
詳しい部分に踏み込むとキリがないので、どちらかというとはじめてAWSを使う人にとってサービスが必要になる場面を中心にお話しします。
EC2
AWSのWEBサーバがEC2ですね。
ワードプレスでブログを構築するなら、なにはともあれWEBサーバがないと何もできません。
一番はじめにお世話になるサービスですね。
S3
「Simple Strage Service」の略ですね。 Sが3つ並ぶからS3です。
ネーミングセンス抜群ですね!
ストレージなので、画像やファイルを格納しておく入れ物だと思えばいいですね。
EC2の負荷を下げるために、画像はS3においておくなどの用途も考えられます。
ブログのバックアップを格納したりするケースも多いです。
ちなみに、静的サイト(プログラムによる動的コンテンツのないサイト)をS3にホスティングすることもできちゃいます。しかも、Lambdaを組み合わせればフォームも動く!
素晴らしすぎる!!
ELB
Elastic Load Balancerの略で負荷分散のためのサービスです。
WEBサイト(アプリケーション)へのトラフィックの負荷を軽減するための仕組みですね。
ですが、ブログ構築では負荷分散の目的ではなく、SSL対応を行うときにお世話になることの多いサービスです。
ブログをカンタンに常時SSL化するなら、ACM(AWS Certificate Manager)発行の無料SSL証明書とELBを組み合わせがおすすめ。
なんたってすぐ終わりますから!
ちなみにELBには3種類ありますが、また別の機会に。
CloudFront
AWSのCDN(Contents Delivery Network)サービスです。
カンタンにいうと、コンテンツが欲しいってリクエストをしたユーザーに超絶早くコンテンツを届けるサービスといったらいいですかね。
CDNは、とくにGoogleがページの表示速度を順位決定のアルゴリズムの中でも重要視している最近では非常に注目されている仕組みです。
サイトが重いなと思ったら、画像群をCloudFront経由で配信するように変更するだけで、超絶早くなります。
仕組みとしてはWEBサーバとは別のCDN専用のエッジサーバに画像などのファイルがキャッシュされるので、ユーザーのリクエストに最速で応えてくれるんです。
Route53
最後にRoute53です。
AWSのDNS(Domain Name System)サービスです。
ドメインを取ったり、設定、更新管理でお世話になるサービスですね。
ちなみに、お名前ドットコムやムームードメインで取得したドメインをRoute53で管理することも可能ですよ。
その場合は、それぞれのDNSサービスは使わず、ネームサーバにRoute53のものを設定してレコード編集はすべてRoute53側で行います。
管理を考えたら全部AWSで行った方がいいですよね!
おわりに
クラウドサーバとホスティングの違いやAWSの各サービスについての説明でした。
ワードプレスでブログを構築したい。
そう思ったら、断然オススメなのがAWSな理由はもうおわかりですよね!
なんたって便利、使いやすい、楽しい。そしてなんでもできるすごいサービスなんですよ☆