【徹底解説】クラウドファンディングと株式の違いとは?

【徹底解説】クラウドファンディングと株式の違いとは? 投資

この記事を開いたあなたは、恐らくクラウドファンディングを始めようとしているがあまり中身がよくわかっていない方なのではないでしょうか。キングコング・西野さんの影響もあって「クラウドファンディング」という言葉自体は広がっても、詳細を説明できる人はまだまだ少ないのが現状でしょう。

そこで今回は、そもそもクラウドファンディングはどういうものなのか、株式投資とはどう違うのかなど大枠の部分を掴んで頂けるよう分かりやすく解説しています。この記事を足がかりに、是非クラウドファンディングの世界に足を踏み入れてみてください。

クラウドファンディングと株式の違い

前提としてクラウドファンディングには、主に5つの種類があります。

  • 寄付型
  • 投入型
  • 貸付型
  • 事業投資型
  • 株式投資型

そのため、単純に株式との違いを指摘するのは難しいでしょう。しかし、前半の2つ「寄付型」と「投入型」については金銭的リターンを伴わないため株式とは根本的に異なります。後半の3つは、それぞれ形は異なりますが金銭的リターンを受けるため、その点については株式と同じです。

では、クラウドファンディングとの違いはどうなるのか。ここではクラウドファンディングの「株式投資型」と比較していきます。違いは主に3つです。

1つ目は「株式の売却のタイミング」です。一般的な株式は自由に売買が出来るのに対して、クラウドファンディングでは売買が限定されています。

2つ目は「株式発行の企業」です。一般的には、上場企業への投資が基本的です。一方のクラウドファンディングでは、比較的若い企業がメインとなります。

3つ目は「投資額の上限」です。一般的には、投資の下限はあっても上限はありません。クラウドファンディングでは、年間50万円が上限となっています。

見てきた通りで、クラウドファンディングは豊富な種類の代わりに少し制約がかかることが分かります。

クラウドファンディングのやり方

では、実際にクラウドファンディングのやり方を見ていきます。クラウドファンディングを始める際は起案者として始めるかもしくは支援者として参加するかの2通りがあります。この記事では支援者側の参加の流れを解説していきます。基本的な流れは以下の通りです。

  • サイトに登録
  • 支援するプロジェクト、リターンを選択
  • 決済をする
  • リターンの送付先を入力する
  • プロジェクトの進捗具合を確認する

流れとしては、それほど複雑なものではありません。株式ではチャートの確認や為替相場など複雑なものが絡み合ってきます。しかし、クラウドファンディングでは「支援者」と言うほど、企業や個人を応援する要素が強いので比較的シンプルです。

クラウドファンディングのメリット・デメリット

クラウドファンディングの大まかな概要と流れを解説してきたところで、気になるメリット・デメリットを解説します。

クラウドファンディングのメリットは?

メリットに関しても、起案者と支援者とで内容は異なります。起案者にとっては、資金調達の幅が広がったことが非常に大きいです。資金調達にも様々な種類があります。代表的な株式は上場していなければなかなか調達は難しいでしょう。また、金融機関を通すと審査が厳しかったり、手元に来るまで時間がかかったりと即効性に欠けます。

また、支援者にとっては主に投資のハードルが低いことがメリットとして挙げられます。利用するプラットフォームによって異なりますが、比較的少額からでも投資が可能です。少ない金額で未公開の株を有して、企業の株主となり応援できる点は非常に魅力的でしょう。運用の手間が少ないことも投資へのハードルを下げる1つの要因です。

株式投資やFX投資などでは自分が投資した対象の動向を常にチェックし、売買のタイミングを見定める必要があります。クラウドファンディングでは、基本的に投資後はノータッチでも問題ありません。配当金などを待つのみです。しかし、実際のところは社会貢献性の強い案件が多いため、プロジェクトの進行具合が気になり進んでチェックすることが多いようです。

クラウドファンディングのデメリットは?

では、反対にクラウドファンディングのデメリットはどうでしょうか。起案者にとっては目標金額に到達するかが不明確だったり、目標に達しなかった場合は返金対応をしなくてはいけないなど「不透明」な部分が多いです。また、利用手数料もかかります。

支援者側でも同様に「不透明」な要素が強いです。元本やリターンが保証されている訳ではないので、期待した通りプロジェクトが進行されなかったり、リターンがなく貸し倒れのリスクもあります。応援者としての側面が強いため、儲けに着目しすぎると期待外れに終わってしまう可能性もあります。あくまでも、あなたが「応援したい」と思えるプロジェクトに参加するようにしましょう。

クラウドファンディングのおすすめは?

それでは、最後にクラウドファンディングでおすすめのプラットフォームを3つご紹介します。目的や各個人によって合うものが異なりますので、あなたに合ったものを利用しましょう。

【おすすめ①】CAMPFIRE

1つ目は「CAMPFIRE」です。こちらはプラットフォームの中で、ユーザー数が最も多いサイトになっています。個人事業主や法人、新規事業の立ち上げなど幅広くおすすめできるオールマイティなプラットフォームです。

【おすすめ②】READYFOR

2つ目は「READYFOR」です。完全成功報酬型の、寄付型が強いプラットフォームです。手数料も業界では低水準で、7%か17%の2種類から選べるようになっています。違いは、運営側からのフルサポートの有無です。初めてクラウドファンディングの起案者になる方はフルサポートだと安心ですね。

【おすすめ③】Goodmorning

最後は「Goodmorning」です。こちらは「CAMPFIRE」のブランドの一部で、ある条件を満たした寄付型の際に利用できます。手数料も4%や5%と低水準で、「CAMPFIRE」のサイトにも掲載可能なので非常に多くの人の目に留まることが最大の魅力です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。クラウドファンディング自体は聞いたことあっても、実際にどういった中身になっているのか把握出来ていなかった方も、これでご理解頂けたかと思います。進めたいプロジェクトはあるが、なかなか起案者として踏み出せない方もいるでしょう。まずは支援者として、気になるプロジェクトを応援するところから始めてみるのもいいでしょう。

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