「猫組長」という人物は株式の情報や裏社会の情報の収集が好きな人にとっては、良く見かける人物であるといえます。彼は、Xを中心としたSNSを中心に情報発信を行っており、知る人ぞ知る人物として一部からは認識されています。株式や裏社会メディア上では、猫組長の情報発信スタイルは賛否を呼びながらも独自のポジションを築いています。本記事では、この猫組長がどういった人物なのか、これまでの経歴や資産、情報発信スタイルなどを中心にその概要について紹介していきます。
猫組長のプロフィール
猫組長(ねこくみちょう)は1964年5月25日生まれ、兵庫県神戸市出身とプロフィールでは説明されています。本名は菅原潮(すがわら・うしお)で、彼は大学を中退後、不動産会社や投資顧問会社に勤務したのち、バブル崩壊をきっかけに暴力団の世界へ入ったとされています。現在では暴力団からは引退し、投資家・評論家として雑誌やウェブメディア、書籍などでコメントや連載を行っており、金融・経済や地下経済について解説する「元経済ヤクザ」の論客として知られています。
本名とペンネームの由来
前述の通り、猫組長の本名は菅原潮で、徳間書店やビジネス社など複数の出版社の著者プロフィールでも同様に記載されています。彼の「猫組長」という名前はネット上のハンドルネームとして使い始めたもので、2015年前後に山口組分裂騒動をツイッターで詳細に解説したことで、一気に知名度が上がりました。なぜ「猫」なのかなど細かな由来は諸説ありますが、公的なプロフィールでは特に説明されてはいません。
暴力団に入るまでの経歴
出版社の著者紹介によれば、菅原氏は大学中退後、不動産会社で営業を経験し、その後は投資顧問会社に移り、バブル期の仕手戦などを通じて大きく稼いだとされています。しかしバブル崩壊で巨額の借金を抱え、その債権者の一人が山口組系組長だったことから、そこで助けを求めたことが暴力団入りのきっかけになった、と自著やプロフィールで振り返っています。この時代に株式やデリバティブ取引の実務を通じて金融の感覚を身につけたことが、のちの「経済ヤクザ」や「投資家」としてのキャリアにつながったと述べられています。
経済ヤクザとしての活動
Wikipediaやインタビュー記事では、菅原氏が山口組・神戸山口組系の二次団体「佐藤組」の本部長、三次団体「渡辺組」の組長などを務めていたとされています。著書や出版社プロフィールでは、仕手戦やインサイダー取引、グレーゾーンのファイナンス、国際金融取引などを手がける「経済ヤクザ」として活動し、タックスヘイブンにも複数の企業を持っていた時期があると紹介されています。うした経歴から、裏社会と表の金融市場をつなぐ「橋渡し役」のようなポジションにいた人物として語られることが多いです。
「ツイッター組長」としての転身
東洋経済オンラインの記事によると、菅原氏は2015年12月に暴力団を引退したとされています。その直前の2015年夏、六代目山口組の分裂騒動が起こった際に、内部事情に詳しい人物としてツイッター上でリアルタイムに情報を発信し、「ツイッター組長」として話題になりました。この頃から、暴力団の権力闘争だけでなく、国際金融やマネーロンダリングの仕組み、地下経済の動きなどを解説する存在として、雑誌・ネットメディア・テレビが注目するようになり、現在の評論家・投資家としての立場が固まっていきます。
現在の活動について
現在の菅原氏は、暴力団からは足を洗い、投資家・評論家・著述家として活動していると、複数のメディアや出版社が紹介しています。著書には『アンダー・プロトコル』『金融ダークサイド』『ダークサイド投資術』など、闇経済とマネーの関係をテーマにした作品が多く、共著で山口組分裂や地政学を解説した本もあります。また、東洋経済オンラインやダイヤモンド・オンライン、PRESIDENT Onlineなどのビジネス媒体で、地下経済や投資、情報の扱い方についてインタビューや寄稿を行っています。
猫組長の資産はどれくらい?
もっとも気になる「資産額」についてですが、菅原氏本人や公的な資料が具体的な金額を公表しているわけではありません。そのため、「いくら持っているか」を正確な数字で答えることはできない、というのが実情です。出版社のプロフィールでは、現役時代にタックスヘイブンに複数の企業を保有していたことや、国際金融を舞台に大きな金を動かしていたことが触れられていますが、これも資産総額を示すものではありません。また、2017年のインタビュー記事では、現在は投資や執筆によって「悠々自適な暮らし」を送っていると紹介されていますが、ここでも具体的金額には触れられていません。猫組長の資産について「18億円」、「100億円」といった数字が取り沙汰されることがありますが、これらはあくまで憶測レベルの話であり、一次情報や公式な開示に基づくものではありません。
メディア露出と著書から見える人物像
メディアでの菅原氏は、元暴力団組長という経歴を隠さず語りつつも、過去の違法行為を肯定するのではなく、「その経験で見えた構造を社会に還元する」という立場をアピールしています。週刊ポストや東洋経済の特集、テレビ番組などでは、山口組分裂の背景や裏社会と金融の接点、カルト的なマネーの世界などを、独自の語り口で解説しています。一方で、出版社の公式プロフィールでは「現在は引退して評論・執筆活動を行う」と整理されており、反社会的勢力からは離れた立場として扱われています。
まとめ
猫組長こと菅原潮は、神戸出身の元山口組系組長であり、国際金融を舞台に活動した経済ヤクザから、現在は投資家・評論家・著者へと転身した人物です。資産額については本人も数字を公表しておらず、ネット上の「18億」、「100億」といった説はあくまで憶測にすぎません。その意味で、猫組長を見る際には、センセーショナルな噂よりも、公式な出典に基づく経歴や著書の内容を踏まえ、「裏社会とマネーの接点を証言する語り手」としてどう評価するか、という視点を持つのが現実的だといえるでしょう。
